当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ドイツ/ケルンの大聖堂
【場 所】
ドイツ/ノルトライン・ヴェストファーレン州
【登録範囲】
ドイツ西部にあるケルンの大聖堂。
【登録基準】〜文化遺産@AC〜【1996年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
ドイツ/ケルンの大聖堂についての解説
【ドイツ/ケルンの大聖堂】
ケルンの大聖堂は1248年に建設が始まりましたが、途中、282年間もの中断期を経て、着工から632年後の1880年に完成しました。
それは、中世から近代まで連綿と受け継がれていった多くの人々の熱意の成果と言えるでしょう。
建設当初、当時最大のゴシック様式建築となるべく構想された大聖堂は、19世紀に完成した建物でありながら、ゴシック様式全盛期の建築様式を代表する建物になり、後の聖堂建築に大きな影響を与えました。
しかし、1996年に世界遺産に登録された後、周辺に新たな建造物の建設計画が進んだ事で景観破壊が危惧され、2004年には危機遺産に指定されました。
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