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多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
イギリス/ブレナヴォン産業用地
【場 所】
イギリス/ウェールズ、グウェント州
【登録範囲】
ウェールズの首都カーディフの北東、ブレナヴォンの炭鉱を中心とする39.8kuの地域です。
【登録基準】〜文化遺産BC〜【2000年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
イギリス/ブレナヴォン産業用地についての解説
【イギリス/ブレナヴォン産業用地】
18世紀末〜19世紀、鉄鉱石と石炭の産地として繁栄した南ウェールズのブレナヴォン周辺には、産業革命時の施設や町並みが残っています。
ブレナヴォンには、当時のイギリス最大の炭鉱と最新鋭の技術が導入された高炉があり、19世紀半ばの最盛期には66万tもの銑鉄を鋳造しました。その輸出を通じて、世界各国での産業革命の原動力となったのです。
現在この町では、18世紀後半に設立されたブレナヴォン製鉄所の高炉や、この地を代表するビッグ・ピット炭鉱をはじめ、鉄鉱石や石炭の鉱床群、採掘現場、労働者の住居、輸送に使用された鉄道など当時の施設が、イギリスのほかのどの炭鉱町よりも完全な状態で保存されています。
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