ドイツ/トリーアのローマ遺跡と大聖堂と聖母マリア聖堂
【場 所】
ドイツ/ラインラント・ファルツ州
【登録範囲】
ドイツ西部、トリーア市街に散在する17のローマ遺跡と、大聖堂、聖母マリア聖堂。
【登録基準】〜文化遺産@BCE〜【1986年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
ドイツ/トリーアのローマ遺跡と大聖堂と聖母マリア聖堂についての解説
【ドイツ/トリーアのローマ遺跡と大聖堂と聖母マリア聖堂】
トリーアは、紀元前15年前頃、古代ローマ帝国のアウグストゥス帝が建設した植民市を起源とする町で、その後、帝国の防衛拠点及び、交易の要衝となって発展しました。
後3世紀末以後、帝国の四分統括下で4つの首都の一つに定められ、4世紀、コンスタンティヌス帝によりさまざまな建造物が建設されました。
遺産登録された遺構群は、こうしたローマ帝国支配下の繁栄を今に伝えるものです。315年頃、コンスタンティヌス帝により建てられた南北2棟からなる聖堂は、11世紀から13世紀に再建され、北棟は大聖堂、南棟は聖母マリア聖堂となりました。
大聖堂は11世紀の聖堂建築の傑作といわれ、聖母マリア聖堂はドイツの初期ゴシック様式建築の代表とされています。ローマ遺跡としては、ポルタ・ニグラ、100年頃の建造で、幅約75m、長さ約150mの楕円形の舞台をもつ円形闘技場、バルバラの公共浴場などがあります。
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