イギリス/海洋都市グリニッジ
【場 所】
イギリス/グレーター・ロンドン州
【登録範囲】
ロンドン東部、テムズ川の南河畔一帯。総面積約73万uのグリニッジ・パークを含みます。
【登録基準】〜文化遺産@ACE〜【1997年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
イギリス/海洋都市グリニッジについての解説
【イギリス/海洋都市グリニッジ】
子午線の名で世界中に知られる港町グリニッジは、16世紀以降、海洋王国イギリスの水上交通における表玄関でした。
町の中心となる建物は、後期ルネサンス建築の影響を受けたクイーンズ・ハウスです。イギリスでパッラーディオ様式が最初に取り入れられた、王室の別荘です。
別荘周辺に建つ、典型的なバロック建築の王立海軍大学や旧王立天文台は、海洋都市グリニッジの象徴です。
15〜17世紀の大航海時代以来19世紀末までに、植民地を拡大し続けたイギリスは貿易で富を得、海洋大国の名をほしいままにしたのでした。
グリニッジ桟橋の近くには、19世紀後半の貿易で活躍したカティ・サーク号が係留されています。
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