当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
イギリス/キューの王宮植物園
【場 所】
イギリス/グレーター・ロンドン州
【登録範囲】
総面積1.32kuのキュー王宮植物園。
【登録基準】〜文化遺産ABC〜【2003年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
イギリス/キューの王宮植物園についての解説
【イギリス/キューの王宮植物園】
ロンドン郊外のテムズ河畔にあるキュー王宮植物園は、1759年創設の世界最大規模の植物園です。
園内にはヴィクトリア朝時代に建設された巨大な温室のほか、17世紀の宮殿や湖、池、並木道などが配され、その芸術的な美しさは他国の植物園建設の模範となりました。
創設以来、世界各国から集め続けた植物は4万種以上にものぼり、なかには220年以上も前から成長を続け、世界最古の鉢植えと言われる植物などの稀少種も多くあります。
また、植物研究の分野で多大な貢献をもたらしてきたこの植物園は、図書館や研究所、園芸学校なども付設され、世界中から多くの研究者や学生が訪問する、植物学の殿堂でもあります。
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