当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
イタリア/オルチア渓谷
【場 所】
イタリア/トスカーナ州
【登録範囲】
シエナ中心部から南東へ約25kmのオルチア渓谷公園一帯。
【登録基準】〜文化遺産CE〜【2004年登録】
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
イタリア/オルチア渓谷についての解説
【イタリア/オルチア渓谷】
トスカーナ地方の丘陵地帯に広がるオルチア渓谷では、糸杉の並木やオリーブ畑、ブドウ畑が牧歌的な田園風景を作り出しています。この場所は14〜15世紀に都市国家として発展したシエナの領土であり、農業地として開発されてきました。
渓谷の中心部を横断する街道は、中世はローマやエルサレムに向かう主要道路として使用され、多くの巡礼者や商人たちが行き交いました。街道沿いには五つの町や農村、聖堂などが点在し、一帯はオルチア渓谷公園に指定されています。
その芸術的な美しい景観と、自然の中で生活する人々の姿はルネサンスの画家たちの大きな刺激を与えたとして高く評価されました。
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