当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
フランス/ヴェズレーの聖堂と丘
【場 所】
フランス/ブルゴーニュ地方
【登録範囲】
フランス中部のブルゴーニュ地方にあるヴェズレーの丘に建つ聖堂と、その周辺の景観です。
【登録基準】〜文化遺産@E〜【1979年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
フランス/ヴェズレーの聖堂と丘についての解説
【フランス/ヴェズレーの聖堂と丘】
マグダラの聖女マリアを祀るサント・マドレーヌ聖堂の前身は、860年に創建された修道院です。しかし、消失してしまい、再建を繰り返していくうちに、聖女マリアの聖遺体がそこに眠っているという伝承が広まり、大改築が行われました。
12世紀初頭には、幅12m、長さ64m、高さ18mの身廊を含めた、東西の長さ約120mの巨大な聖堂に発展したのです。玄関廊の扉口上部を飾っているのは、ロマネスク美術を代表する「使途に使命を与えるキリスト」の浮き彫りです。
12世紀に入ると、エルサレル奪回に向かう十字軍は、ここに集り士気を高め、巡礼者はここからスペインの聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラに向かったのでした。
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