当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
スペイン/コルドバの歴史地区
【場 所】
スペイン/アンダルシア自治州
【登録範囲】
マドリードの南約300km、コルドバ市内の歴史地区。
【登録基準】〜文化遺産@ABC〜【1984年登録−1994年範囲拡大】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
スペイン/コルドバの歴史地区についての解説
【スペイン/コルドバの歴史地区】
スペイン南部アンダルシア地方の町コルドバは、8世紀から10世紀にかけてイスラム世界有数の大都市として繁栄しました。
しかし13世紀、レコンキスタにより再びキリスト教勢力に征服されました。こうした複雑な歴史を背景にして、コルドバの歴史地区にはキリスト教、イスラム教、それぞれの文化が共存する特異な景観の町が誕生したのでした。
その象徴ともいえるメスキータをはじめ、今日なお往時の姿をとどめるモスク周辺の遺構、町並みが世界遺産として登録されました。
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