フランス/中世市場都市プロヴァン
【場 所】
フランス/イル・ド・フランス地方
【登録範囲】
プロヴァン旧市街、約14.7ku内の54の歴史的建造物とその周囲。
【登録基準】〜文化遺産AC〜【2001年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
フランス/中世市場都市プロヴァンについての解説
【フランス/中世市場都市プロヴァン】
パリ南東約70kmに位置するプロヴァンは、紀元前1世紀頃から後4世紀頃に古代ローマ帝国軍によって建設された町です。シャンパーニュ伯の領地となった11世紀末より、ヨーロッパ北部と地中海を結ぶ交易の拠点として発展しました。
12世紀には、町を外敵から守るための城壁が築かれ、シャンパーニュ伯が主催する「大市」が定期的に開かれるようになりさらに繁栄し、13世紀末に最盛期を迎えました。「大市」とは、ヨーロッパ各国の商人たちが交易品を求めて年に数回集まる、いわば国際見本市のようなものでした。
当時のプロヴァンには、フランドル地方やイタリア、北フランスなど各国の貿易商人が集まり、人口は1万人を超えたといいます。現在でもプロヴァンには、城壁や市が開かれた広場や商館、12〜13世紀に建造されたサン・キリアス聖堂ほか多数の聖堂があり、中世商業都市の街並みをよく残しています。
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