当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
イタリア/パドヴァの植物園
【場 所】
イタリア/ヴェネト州
【登録範囲】
イタリア北部、パドヴァの町にある植物園。
【登録基準】〜文化遺産AB〜【1997年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
イタリア/パドヴァの植物園についての解説
【イタリア/パドヴァの植物園】
ボローニャ大学に続き、イタリアで2番目に古い歴史をもつパドヴァ大学の創立は、1222年のこと。医学や自然科学の分野に秀でたコペルニクスが学び、ガリレオ・ガリレイが教鞭をとった名門です。
大学の付属施設である植物園は、パドヴァ大学の教授により1545年に造られた、ヨーロッパ最古の植物園です。水路により円形に囲まれた造園当時の区画をそのまま残した植物園は、ジャガイモやヒマワリ、ライラックがイタリアで初めて栽培された場所でもあります。
その歴史を通じて植物学や科学、生態学の研究に大きな貢献を果たしており、現在も6000種の植物が植えられ薬草の栽培や研究が行われています。
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