ギリシア/オリンピアの考古遺跡
【場 所】
ギリシア/イリア県
【登録範囲】
アテネの西約190km、クロノスの丘の麓パルに広がる遺跡。
【登録基準】〜文化遺産@ABCE〜【1989年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
ギリシア/オリンピアの考古遺跡についての解説
【ギリシア/オリンピアの考古遺跡】
ギリシア南部にある古代オリンピック誕生の地、オリンピアには神殿の建つ聖域を囲むように、競技場のスタディオン、練習場や更衣室、浴室などからなるパライストラ、体育館のギムナシオン、宿泊施設のレオニダイオンなど、数々の競技場が建ち並んでいます。
遺跡の中心に建つゼウス神殿は、ドーリス式神殿の代表作で、完成は紀元前456年です。高さ20mで、アテネのパルテノン神殿に劣らぬ規模を誇り、内部には黄金と象牙で装飾された、4階建てのビルほどの高さのゼウス像が安置されていました。
近くには、前400年頃に造られた、「勝利の女神ニケの像」があったと言われます。また、前600年頃に建てられ、ゼウスの妻ヘラを祀るヘラ神殿はオリンピア最古の建物で、ドーリス式の発展過程を示す重要な遺構です。紀元393年にオリンピックが禁止されると、町は衰退し6世紀の地震で崩壊しました。
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