フランス/フォンテンブロー宮殿と庭園
【場 所】
フランス/イル・ド・フランス地方
【登録範囲】
パリの南東約57kmにあるフォンテンブロー宮殿と庭園。
【登録基準】〜文化遺産AE〜【1981年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
フランス/フォンテンブロー宮殿と庭園についての解説
【フランス/フォンテンブロー宮殿と庭園】
王家御用達の狩猟場だったフォンテンブローの森に建つこの宮殿は、フランソワ一世によって建てられたルネサンス宮殿の代表作です。宮殿の建設は1528年に始まり、以降、フランソワ一世の息子アンリ2世から18世紀のルイ16世に至る歴代王により増改築が続けられ、同時に多くの彫像で飾られた庭園も造られました。
宮殿の内部装飾を手がけたのは、イル・ロッソ・フィオレンティーノやフランチェスコ・プリマティッチオなどのイタリア人芸術家たちです。フランソワ一世が宮殿建設のため招聘した芸術家の多くは、後に「フォンテンブロー派」と呼ばれ、その後の建築、美術に多大な影響を及ぼしました。
フランス革命により宮殿は無残にも破壊されましたが、1804年に皇帝となったナポレオン一世が修復しました。しかし、皮肉にもその後、失脚したナポレオン一世が幽閉された場所としても有名です。
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